
相談事例は個人が特定できないように加工しています。
予防接種は同時接種が可能ですか
Q. 予防接種は同時接種をしても大丈夫なのでしょうか。
A. ご相談ありがとうございます。
日本小児科学会では、ワクチンの同時接種は日本の子どもたちをワクチンで予防できる病気から守るために必要な医療行為であると考えられています。
例えば、1歳未満のお子さんが接種すべきワクチンは、B型肝炎ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチン、4種混合ワクチン、BCGの合計6つあります。BCG以外のワクチンは2回以上の摂取になるため、合計15~16回予防接種を受けることになります。
以前に比べると予防接種の回数が増えたため、時期になったらうまくスケジュール管理をして接種していく必要があります。
スケジュールがなかなか合わないご家庭では同時接種を行うという選択肢もあると思います。
同時接種のメリットは
・早期にそれぞれの感染症にかかるリスクが減ること
・接種するお子さんや保護者の時間的負担が減ること
・接種率が上昇すること
が挙げられます。
一方のデメリットは
・お子さんに一度に多くの痛みを経験させてしまうこと
が挙げられます。
予防接種の予定やお子さんの様子を見ながら、かかりつけ医ともよく相談して計画を立てることをオススメします。
また何か気になることがありましたら、きらきらにお電話ください。